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Imagination Over the Line

やりすぎ科学

 我々人類は頭を使い科学の力を用いて文明を発展させてきた

たしかに科学は偉大である

人類は科学の力によって1970年、かの有名なアポロ13号計画により

月面着陸まで成し遂げている

そろそろ一般人による宇宙旅行が当たり前となる時代がくるのではないか?

 

だがしかし科学もいろいろな顔を持っており

時としてそのダークサイドは

倫理、法律、歴史、環境

問題等とぶつかることになる

ざっと思い浮かべるだけでも人口知能、核問題、安楽死、クローン人間等

まさに映画の題材になりそうな問題ばかりである

 

そこで今回はその科学的グレーゾーンを3スポットを紹介したいと思う

個人的な感想として

1については「すごい実験してるな」

2については「最悪の事態を考えると恐ろしい」というか「どうなるの?これ?」

3については「これはGood!」

という感じである

 

1.法医人類学研究施設(FARF)

みなさんは「死体農場」と聞いてなにを思い浮かべるだろうか?

こう呼ばれる場所がアメリカ・テキサス州・フリーマン・ランチにあるのである

その面積約10万平方メートルの敷地に

「死亡時間特定のための死後経過の再現、人体の腐敗、分解に関する研究」

を目的とした当施設があるのである

その成果は犯罪科学捜査の分野で役立っている

 

敷地内には森林や茂み、池などさまざまな環境が作られている

部外者の立ち入りが許可されるのもまれであり

セキュリティーに配慮した綿密な計画により管理されている

敷地周辺1.6kmには住宅地すら無い

本来サンマルコス空港近くに設立予定であったが

死体に群がるハゲワシが空港の安全を脅かす理由で却下された

 

研究は1度に6体ほどの死体で行われ

野ざらしになっていたり車のトランクに入れられていたりもする

その気になれば自分から願い出て死後の献体の申し込みも出来るらしいが、、、

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photo bySkeleton and skulls piled on the ground | Flickr - Photo Sharing!

*写真はイメージです

 

2.大型ハドロン衝突型加速器(LHC)

宇宙空間にはブラックホールなるものが存在するらしい

ブラックホールはその内側に強烈な力を持ち

光の速度をもってしても太刀打ち出来ないという

今度は小さな世界に目を向けて見よう

我々の身近にある物質は原子でできている

 

今回紹介するLHCはフランスとスイスの国境の下100m地下に存在する

そこには全長27kmの巨大なリング状の加速器があり

欧州合同原子核研究機関(CERN)により運営されている施設である

 

ここではその原子より小さい粒子についての実験がされている

このリング状の加速器内で2つの粒子を逆方向に発射し

光の速度寸前まで加速させた際の衝突を研究しているらしい

この実験によりビッグス粒子というのをつきとめたという

 

ここまでだと何が問題かと思うかもしれないが

この実験がブラックホールを生み出し地球を飲み込んでしまう

と主張する少数派の人々もいるのだ

またストレンジレットという奇妙な物質が形成され地球上のすべての物質と融合

してすべてその奇妙な物質になってしまうという説もある

また真空泡というものが作られ人類が生きることが出来なくなるという説もある

 

多くの専門家たちは「そんなことはありえない」と主張するが

世の中には極まれに想定外のことが起きることもある

本当に少数派の言うようになれば地球の終わり

むしろこの世の終わりである

 

自分なりにまとめると

行き過ぎた科学は我々に新しい世界をもたらしてくれるが

その反面、本来人間が持っていた何かを奪い去っていくような気がする

どっちがいいのすら分からない

ただ進化しすぎて、人と人とのコミュニケーションの全くない氷の世界

人類を大量虐殺する悪意のある科学には断固反対である

 

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photo byImage Editor

 

3.スバールバル世界種子貯蔵庫

ここは文字通り世界中のありとあらゆる種子を保管している場所だ

多くの国もこのような貯蔵庫をもっているが

核兵器津波で甚大な被害を被ったときの保険的スタンスで存在している

 

ノルウェーの最大の島、スピッツベルゲンにある山の内部

入り口から120m入るとこの施設だ

 

この場所が選ばれた理由として

世界的に見て平和であることと

海抜130mにあるため津波の心配も無く、今まで目立った地殻変動もない

そしてなによりも永久凍土が種子の保存にうってつけの温度にしてくれるからだ

 

貯蔵庫の耐用年数は1000年であり、厚いコンクリートの壁と

大きな金属製のドアで守られている

室温は常時マイナス18度に保たれ

450万個種類の種子を保存するスペースがある

 

人の入場は厳格に制限されており、各ドアを開けるのに4つの異なる鍵が必要だ

ノルウェーの王族が公務で訪問した際、

貯蔵庫そのものには、入ることが出来なかった

という噂もあるぐらいだ

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 photo bySvalbard Globale frøhvelv/Svalbard Global Seed Vault | Flickr - Photo Sharing!